アイアンマン

DIME2008-09-28

  • ハンマー投げの鉄人(アイアンマン)こと室伏広治が、エヴァ初号機をパワードスーツとして装着し、使徒を操縦する碇ゲンドウダンベル(1トン)でブチのめす話。
  • とにかく主人公のトニー・スタークが生身ですでにマッチョ。昼は軍事企業の大富豪にして、夜はベッドでアイアンマン!ヒーローとして覚醒する前から「兵器が平和をもたらす」と一切の迷いがなく悟っているのである。
  • なので、そのヒーローとして覚醒する瞬間「兵器をスーパー兵器で壊そうぜ!」というのも、アクセル全開でハンドルきってUターンした感が強い。スパイダーマンバットマン超人ハルクも、みんなマスクをはずすと繊細な碇シンジ君ばかりで、ブレーキベタ踏みで七億転八億倒してやっと復活するかんじだし。
  • だから、マッチョがスーパーマッチョになる話は1周まわって健康的でいいな!と思いました。グレンラガンの初期が特におもしろいのもカミナがマッチョだったからであるし、ドラえもんのび太でなくジャイアンのところに参じて、未来兵器で世界を征服するジャイアニズムあふれる極悪な大長編だってみたいのである。
  • あと、勝敗が「キレてスーパーサイヤ人化!」とかでなくスーツの武器力や性能で決まるところや、開発段階の失敗→フィードバックの繰り返しを描いているところが、とてもエンジニア感があふれていて好感をもちました。
  • でもダークナイトをみたあとだと、やっぱり敵役のIQが低いと大変ものたりない!もう全ての物語の悪役をジョーカーにすればいいと思うよ!